2025年10月31日に公開される映画「盤上の向日葵」は、将棋とミステリーが交錯する重厚なストーリーが魅力です。
天才棋士〈上条桂介〉に坂口健太郎。賭け将棋で裏社会に生きた男〈東明重慶〉に渡辺謙。
他にも名俳優たちが出演する映画で、土屋太鳳さん演じる〈宮田奈津子〉は原作には登場しない役だそうですが、切ない感情があふれる場面が胸に迫ります。
ロケ地としては、原作にもある長野県諏訪市が中心に行われました。
他にも印象的なひまわり畑についても紹介していきたいと思います。
盤上の向日葵のロケ地はどこ?
映画の舞台となるのは、主に長野県の諏訪地域。湖畔や歴史ある建物が物語を彩り、観る人を作品世界へと引き込みます。
さらに印象的なひまわり畑のシーンは、埼玉県熊谷市にある遠藤ファームで撮影されました。
この記事では、映画のロケ地となった場所を紹介していきます。
公開後に聖地巡礼を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ロケ地:ひまわり畑(遠藤ファーム)
映画「盤上の向日葵」で強い印象を残すのが、一面に咲き誇るひまわり畑のシーンです。
この撮影が行われたのは、埼玉県熊谷市の遠藤ファーム。
毎年夏になると広大な畑に黄色い花が一斉に咲き、まるで映画の世界に迷い込んだような景色が広がります。
作品では諏訪がメインの舞台ですが、印象的な向日葵のシーンには遠藤ファームが選ばれました。
撮影時期と映画公開のタイミングも重なり、2025年も夏には満開のひまわりを楽しむことができます。
- 店名:遠藤ファーム直営ショップ「maa honey Shop & rooms」
- 所在地:〒373-0827 群馬県太田市高林南町311-2
- 営業時間:
2月~6月 曜日・時間外は予約訪問も受け付けますご相談ください
7月~10月 土日を中心に
晴天の際は【ヒマワリ迷路の畑で露店販売】です。実店舗はお休みとなります
ひまわり迷路開催期間は 実店舗は雨のみ openとなります
訪れる際はカメラを持って、劇中の情景を再現してみるのもおすすめです。
ロケ地:長野県諏訪湖
映画の中心舞台となったのが、長野県の諏訪湖です。
予告映像にも映し出されている湖畔の景色は、まさに物語を象徴する存在。
主人公の出身地として描かれる諏訪エリアは、原作小説にも登場する重要な場所であり、映画でもその雰囲気を忠実に再現しています。
諏訪湖周辺では、片倉館(会館棟2階大広間)で将棋の名シーンが撮影されたほか、JR上諏訪駅や湖畔の街並みも劇中に登場。
地元のフィルムコミッションが全面協力し、リアルで臨場感ある映像に仕上がっています。聖地巡礼で訪れるなら、湖を一周しながらゆっくりと巡るのがおすすめです。
諏訪湖を展望できる立石公園
諏訪湖を訪れるなら、湖を見下ろせる絶景スポットにも立ち寄りたいところ。
その代表が『立石公園(長野県諏訪市)』です。
標高934mの高台に位置し、諏訪湖全体と周囲の街並み、さらにアルプス連峰まで望める圧倒的なパノラマを楽しめます。
昼間はもちろん、夕焼けや夜景も人気で、ドラマや映画のロケ地としても頻繁に使われています。
引用:諏訪観光ナビ
展望台やテラスからの眺望は息をのむ美しさで、作品の余韻を感じながら訪れるのにぴったりです。
【アクセス情報】
住所:長野県諏訪市大字上諏訪10399番地
JR「上諏訪」駅からタクシーで約15分、徒歩約45分
車:中央自動車道「諏訪IC」から約30分
映画鑑賞後に諏訪湖を巡る際は、この立石公園からの景色もあわせて楽しむのがおすすめです。
ロケ地:群馬県前橋市
主要な舞台は諏訪地域ですが、一部のシーンは群馬県前橋市でも撮影されています。
具体的なスポット名は公開されていませんが、街の風景や建物が登場しており、物語に厚みを加える要素となっています。
諏訪の重厚な雰囲気に加え、前橋での撮影カットが作品全体のバランスを整えているのも注目ポイントです。
ロケ地:東京都練馬区
エキストラ募集情報によると、東京都練馬区でも撮影が行われました。
2024年7月22日(月)には、雨降らしの設定で屋台前のシーンが撮影され、通行人役のエキストラが参加したことが告知されています。
予告編には雨に濡れた印象的な場面が映っており、この練馬区での撮影がそのシーンにあたると考えられます。
街中の何気ない風景を舞台にすることで、物語にリアルさを加えているのも魅力です。
都内で撮影された貴重な場面として注目しておきたいロケ地のひとつです。
エキストラ募集から見る撮影地の広がり
映画「盤上の向日葵」では、全国各地で大規模にエキストラ募集が行われました。
通行人や大学生、将棋関係者、警察官など多彩な役柄が用意されており、作品のリアルな世界観を支えています。
募集情報を大まかに地域ごとにまとめました。
埼玉県・東京都・神奈川県・千葉県など首都圏エリア
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埼玉県熊谷市:通行人役(6/4)
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東京都:府中市で大学シーン(6/8)、港区で大学・警察関係(6/9・6/15・6/16・6/17)、渋谷区や墨田区で通行人・食堂客(6/13・6/16)、中央区で将棋連盟・マスコミ役(7/18)、練馬区で通行人や居酒屋シーン(6/22・7/18)など、多彩な撮影が行われました。
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神奈川県:開成町で居酒屋や将棋見物人(6/5・7/13)、相模原市で事務職員(6/6)、横浜市で雀荘シーン(6/20)、川崎市で通行人(6/20)など。
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千葉県:千葉市で将棋棋士・警察関係・ホテルマン(6/9・6/18・6/20)、市原市で通行人(6/14)。
山梨県エリア
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都留市:通行人役(6/7)
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勝沼市:農園スタッフや観光客(6/11・7/9)
長野県エリア(物語の舞台・諏訪地域中心)
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岡谷市:将棋連盟関係者役(6/23)、通行人(6/24・6/26・6/27)、看護師や患者役(6/27)、大規模な撮影多数。
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諏訪市:大浴場や休憩室のシーン(6/25)、警察関係者(6/29)、味噌蔵作業員(6/29)、住宅街通行人(6/30)など。
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茅野市:バラ畑や通行人(7/2)。
群馬県エリア
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前橋市:将棋道場のシーン(7/12)。
その他東京都近郊
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青梅市:酒場のシーン(7/10)。
まとめ
エキストラ募集から見ても「盤上の向日葵」は非常に広範囲で撮影が行われており、特に長野県諏訪地域を中心に、首都圏や群馬、山梨まで多くのロケ地が使われています。
募集された役柄も、通行人・大学生・警察官・将棋関係者・農園スタッフなど幅広く、映画にリアリティを与える重要な要素となっています。
公開後に作品を観た際には、「このシーンは練馬の雨降らしの撮影かな」「ここは岡谷の将棋連盟のシーンかも」と照らし合わせながら楽しむのもおすすめです。
聖地巡礼の参考にぜひご活用ください。